ミリ5th 構成の感想というか雑記。
先に言っておくと
個々の楽曲とか演者さんに対する感想は、(一部を除いて)無いです。
初日を見た時点で「このセトリは一体なんなんだ?」となりました。
そんな中の2日目、現地とかSNSで諸々話しておーってなった。
今回の5thライブが一体どんな構成で行われていたのかを考えながらまとめる雑記。まとまるとは言ってない。
⑴新ソロ(MS)と新ユニット(MTG)
今回は、ライブ前からの予想でMSシリーズとMTGの新曲をやるのでは?と言われていた。
MSソロ51曲(+昴)+MTG9曲(新曲含む)の時点で60曲。
この時点で既にハッチポッチの2日間合計を超えているという。
多いわ。
この新曲以外には何をやるのかな?というのもTwitter等では話題になっていた。
実際にはミリシタ実装曲を披露。
「ミリシタから」の人に対して
・実装曲(イベント/初期実装)
・"紹介ソング"の要素があるソロ曲
という構成。
実際にミリシタからの人はこの構成をどう見たのだろう?
MSとMTG、それに加えて忘れものとしてのジレハ。
この制約の中で一つのセトリを組むという難易度の高さは我々の想像以上でしょう。
⑵2日間で1つのライブ
ぴょんさんとかがミリラジで言っていましたねこれは。
4thの時も3日間で1つのライブだったけど、今回の場合その日ごとにグループ分けがあるわけでもないので、どうなるのかな?と思っていた。
ライブ後「その日ごとのはわからないけど1つのライブだった」
一つある事としては、
4thライブでは3つのグループに分かれていて、セトリの構造が決まっていたため2日目以降は予想ができた。
ハッチポッチでは事前に一部のユニットを公開して"何の曲をやるか予想してね"という事をしていた。
今回はそこまでの「予想」という部分を変えて「予想できない」という事を考えていたのではないか。
1日目を見て、多くの人は2日目の2曲目は誰のソロだろう?と考えたのではないか(実際自分は考えてた。)
けれど実際はFairyTaleじゃいられない。前日の紬と歌織のソロ2曲にソロを続けるのではなく、ユニット曲を挟んできて本当にこれは1本のライブなのだなと思い知らされた。
⑶ソロの流れ
春日未来(山崎はるか)
→最上静香(田所あずさ)
「セトリを組む際にこの流れは一番最初に決めたのでは?」と、セットリストを見返したときに一番最初に思った。
未来→静香という流れは1stを意識したのか。
1番手の未来、ミリオンスターズとして作るライブ、怒涛の展開を進むライブに初手で突っ込み空気を持っていくのは彼女に適任で(めんどくさい話になるので割愛)。只々"置かれた"だけでなく其処にいる意味があったと(割愛部分の意訳)。
初日のトリ/大トリ(最後の全体曲を除いて)かつ、1日目と2日目の中間にいた紬と歌織。そういう2つの意味が入っていたのかな、と。
1stと同じ中野サンプラザで行われたメガトンでソロを初披露、ハッチポッチにて4thと同じ武道館でその力量を見せてきた二人。4年間に渡っての道(会場)を1年のうちに駆け上がる。
今回披露されるソロ曲に対する期待値とハードルはすごい高いものでだっただろう。それに加えてトリとは。
「ミリオンは新人の初ライブがSSAとかじゃなくて順々に経験積ませてるのか、演者も安心だろうなー」って思っていた、いました。実際は「初の周年ライブ(SSA)でのトリ」を与えるとは、スパルタ要素も欠かさないアイマス……。
そういう状態での二人のステージ。その出来は歌いきった後の観客からの鳴り止まない歓声と拍手が答えだったのかなと思います。
(言うと、2日目は"鳴り止まない"という事はあれど、その表現の仕方を観客が手に入れてのものだと思うので、真に意味のあるのはあの2曲だけだったのだと思う。自然と出てきたという事が。あくまでも個人の感想よ。)
MCからも感じられたけど、もう"新人"の冠は外れたのだなと。
1年目に見せるあのステージ。"お披露目会"にならないで、ぶつける様はまさに他の演者にも良い影響を与えているのだと思う。
ラスト、最上静香。
静香……というか中の人の田所あずささんについて2日目のライブ前にとある人と話してた。詳しいことは書かないけど。
そこでは(4thのプレグレであったり、ハッチポッチのアライブファクターだったり)それぞれの場面で、それぞれに合った表現を持ってくる人なんだなって気が付かされました。今回のSMSも、そこまで繋がれてきたものを紡ぎつつ…な、素晴らしいパフォーマンスだったなと思います。
そこの感想はTwitterにたくさん上がっているので是非そっちを。
自分は2日目は座席がステージ真横だったから表情等はあまり見れてなかったのが残念。
光の演出も"そういう曲にある"テンプレート的なものではあるけど、それを跳ね除けてのバラード系の楽曲だなって。
怒涛の展開のこのライブを締めることができるのは、純粋に彼女に適した役立ったのかなと(めんどくさい話になるので割愛)。
だからライブタイトルにPerformanceの名を冠したのかなーって。
⑷何があったのかわからないけど全体的に技量向上しすぎ問題。
今回は演者の表現の先にキャラを感じることが多かったように思う。
身なりとかではなく。表現とか表情とかそういう色んなものが。
話はそれるけど、
少し話題になった某青色の人のツイートは、そういう所とか感じてモノだったのかなと。感想とか色んなもの見て。見に行けなかったらしいが。
個人的には幾許かぶりに残る形かつオープンにポエミーなこと言ったなって。個人のライブとかクローズな場面ではネガティブなこと言って「そんなことないですよ」ってファンに怒られている印象だけど。
⑸ミリシタ1st
Twitterでも意見みたけど、「ミリシタの1st」だなと。
⑴でも触れたけど。
1st→2nd→3rd→4thという流れがあって、5thはその流れとはまた別のものだと感じた場面がいろいろ。
ステージの設計「劇場」ではなく「アリーナのライブセット」だった。
開演ブザーがなかったり
アンコール前のミリシタを使っての演出であったり
ステージ上部の照明が吊ってある部分を囲うようにLEDパネルが配置されていたのも印象的だった。
これまでやってきた事をやってなかったり、これまでやってきた事をやったりして「定石」のようなものを壊してきたのかなと考えたりする。後述のものにも関係あり。
"ゲーム"と"ライブ"が別々ではなく動いていく。
この手のことは7th(アニメ)だったりデレ3rd(アニメ)/4th(デレステ/アニメ)/5th(デレステ)、ミリ3rd/4th(一部ゲッサン),ハッチポッチでも行われてきた事だとも思う。
別々の媒体がそういう風に繋がりを持てるようになると、逆に「今回はそういうのなしで」っていう事も出来る、自由度がさらに増える、と思う。
実際この先にどういう事を考えているかは……ゼンゼンワカラン
けど、今回がミリシタ1stだと考えると今後が楽しみじゃありません?
だって1stの会場がSSAという。
今後どうなってしまうんだと。(0604 06:00追記)
⑹LTP/LTH曲の歌唱メンバー
オリメン云々ではなく"歌ったことがないメンバー"で歌われていたもの。
・「ミリシタ」ではメンバーが自由に組めるという要素
・そのアイドルで歌われてこなかった曲、表現
・2日目アンコール間映像エタハモでの1日目メンバー
その楽曲毎に選ばれるのか特定のメンバーではなく、誰にでも可能性があるのがより色濃くなたのでは?
(そういう作りだと感じていたので、オリメン披露云々でいろいろ言われているのは些か的外れに見えた。)
⑺忘れもの
ここだけ少し別枠だったのかも。
4thの忘れものを回収する意味合いでここだけはオリジナルの5人。
4(割愛)。
⑻"今だけ"じゃないライブ設計
これは多分、演出の筆頭が石原氏からJUNGO氏に変わった事での変化……ではないと思っている。(ミリオンにおいての話)
以前は1つの公演内で起承転結が組まれていて、そのライブ毎で完結していたように思う。
近年ではそれとは違って公演毎のテーマが明確で、それぞれの意味合い/役割があるのではないかと。
ライブ前に何人かとミリオンは計画が長いスパンで行なわれているっていう話をしたりした。
その内にきっと(近年)のライブも入っているという考え。
例えば、ミリシタのリリースが1ヶ月遅れていたらライブ中の「ミリシタ1周年の要素」「最後のLTH曲イベ」ができなくなっていたり。
今回の5thも"今回だけ"ではなく、"この先"も視野に入れている……ように思った。
この先、今回発表された2019年の6thツアーに。
⑼今後
今回のライブを見て、ここまで頭の中を整理しながら書いて思ったのは、「今後のミリオンのライブは何でも出来る」という事。
「こうじゃなきゃいけない」という事がなくなって、どんな構成でも、ユニット曲を誰が歌っても、その力があれば誰がトリを務めてもライブが作れそうだなと。
⑽雑記
ライブを作るミリオンライブ
作り方が変わってもやはりミリオンライブのライブは"ライブ"なんだなーと。
アニメ
まだ、だなと。まだまだやれる事が多い最中だし。
演出
アンコール前のミリシタを使った演出は巧いなと。
観客=Pという図をスッと入れ込んでいて。
あと、4thの時も思ったけど今のセトリ決めているチームって"詰将棋"が巧いなと。(例えがこれでいいかは置いておいて
制限されている曲+公演時間+出演の都合の中でより良い答えを持ってこれる人達だなと。
組んだ人が何をしているかによるセトリの違いとか、光と映像との演出のバランスとか、流行に乗るのか独自の方向に行くのかとか、それが観客に受け入れられるかどうかは別の話。
こんな感じ。
個人的には初見の感想が「言い表しにくいけど物凄い楽しかった」だからかな?好きなライブだった。
以上。おわりだよー