語りたがり喋りたがり。

話たがり。@CYANGE

#765BNF に動画参加した雑記

 
Youtubeの方で公式が1~2話を配信してたのもあって、先日エグゼイドを数日に分けて一気に見ました。
トゥルーエンディングとアナザーエンディングの方まで。
twitterのTLでも人気のあるのが納得。
貴利矢好き。
ノベルの方買わなきゃなあ。
 
 
 
本題。
 
 
 
10月13/14日に開催された「765 Brand New Festiv@l!! - 765,000,000Stars -」(以下765BNF)にて
 
DAY1ではふるのさんの『アイル –Another WING-』(以下、アイルAW)

 
そしてDAY2ではナギさんの『POKER POKER –late summer bet-』(以下、ぽかぽかlsb)に

 

映像をつけるという形で参加させていただきました。
 
 
なんとありがたいことに2名の方からお声掛けいただきました。
動画を作っていて、こういった風に声かけていただけるのは本当にありがたいことです。
 
 
 
 
 
ふるのさんとは、
『Tulip -'REFLECT' Edition-【ニコマス17年Pプチ合作】』の中で初めてコラボさせていただいて、

 
そのご縁もあり「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! All Arrange Festival!! act 2」(以下、ミリンジフェス)の際に『【ミリマスRemix&MAD】FIND YOUR WIND! -OverSKY- 【ミリンジフェス2】』の映像を作らせてもらいました。

 
そういった事もあってか、今回も声をかけていただいたけました。実質3回目のコラボとなります。
 
実はかなり早い段階で依頼のDMが送られてきたのですが、ふるのさんから声がかかった時にはすでにナギさんから声がかかっていたんです(大体1時間差)。
 
話を受けるかどうかはデモを聞いて決める……という事になっていましたが、正直話が来た段階で受けるという事は決まっていました。
 
私が副主催をしていた17年P合作『PRISM』のED部分の曲も担当していただいた事もありましたし、過去にご一緒していた事もあってふるのさんのアレンジに愛着もありましたので。

 
 
 
 
ナギさんの方は、
ミリンジフェスの際に「今度俺のも作って!!!!」というツイートをされていたので、いつかご一緒したいなとは思ってました。
 
765BNFの募集開始後すぐに「お疲れ様です!映像やってください!!ミリンジ!!」(意訳)という旨のDMが来たので日程等の詳細をわかってないにもかかわらず1分足らずで「やりましょう!!」と返信……。
 
ナギさんは映像もアレンジもできる方なので、映像の方を任せていただけたのは本当に嬉しかったです。逆に「ナギさんの生み出す映像以下のクオリティのものは投げれないぞ」というプレッシャーはありましたが(笑)。MS合作でもご一緒しましたが、とても素敵な作品を作る方なので……。
 
ふるのさんには、「先に1つ声をかけていただいている」という事を伝えてから受けたのですが、ナギさんの方には伝えてなかったのでびっくりしたと思いますね……。
 
 
 
 
 
映像
ミリンジフェスの終了後に、「まだ良くなる部分があるな」「及第点」と思っていたところをさらに納得のいく形になるように意識して作りました。
 
また、お二方とも当初の時点からご自身の中にイメージがしっかりとあるようだったので、そのイメージの認識を合わせて行きました。
 
映像によって受ける印象というのは大分変わってきてしまうので……。それと、きちんと主役がアレンジになるように。
 
 
アイルAWでは、デモ音源を聞かせてもらった後、数枚のイメージ画像、「伊吹翼に天使の羽根が生えたイメージ」という事、「決意」というキーワードをいただきました。そこからいくつかこちらから質問をして行って……、と行った流れ。
 
その後映像のイメージを固める際に、ゲッサンミリオンの中から生まれた楽曲であるアイルについて、そもそもゲッサンの翼はどんな子なのか、どんな風に描かれているのかを読み取る作業をしていました。細かい解釈というよりかは"どういう表現で翼の物語が描かれているか"、"どういったイメージで曲が作られているか"ですね。
 
そこから得られたものと「決意」というキーワード、実際のアレンジから構成を詰めました。その時にできたのが、”決意前”と”決意後”の二面的な描き方、「モノクロ/カラフル」「周囲とのギャップ/翼が彩る世界」「見つめるものの変化」「あたし/キミ」から表現するということや、海や空の表現のイメージでした。ラスサビで使われている翼の立ち絵であったり、”後”の鮮やかな色合いの部分は先に頂いたイメージ画像のものだったり寄せていたりします。
 
構成が決まるとほぼ同時に、ゲッサンのイラストを使わずにグリマスのイラストだけを使っていこうというのも決まりました。"ゲッサン"のアイル、翼とはまた別のモノというのを意識したかったからです。あくまでもゲッサンの要素はイメージを固める下地に、と。そういったイメージが固まった後、動画として形になるまでは時間を要さなかったです。
 
今回採用しなかった案として、手描きのイラストを使うというものもありました。生放送時にあげた絵は、その素案のものをいい感じにしたものです。内容的には構成は同じで立ち絵がイラストになっているパターンと、羽根が卵の殻のようになっていて、次第に孵化するように羽根を広げる…といったような構成が全く違うパターンがありました。ただ、前者だと画面的に妙なミスマッチが起きてしまった事や、後者は技量的な問題で十分なものを表現できないということで採用を見送りました。もちろんこれらを採用しなかった分、完成したものが若干マイナスになっているわけではなく、別の要素や表現を採用しています。
 
 
 
ぽかぽかlsbの方は、逆に形になるまでかなりの時間を要しました。頂いたたイメージとしては「爽やか」「夏の終わり」「夕焼けになるかならないかくらいの時間帯」「空気は水色、オレンジ」「爽やかさと寂しさ」「真夏!だとちょっと違う」……といった所だったのですが、そんな"エモみ"のある雰囲気の中で"爽やか"にするには……?と、かなり悩んだという……。そんな!青春!みたいなこと!私は!体験していない!ので。
 
画面として爽やかに振りすぎるとアレンジの音とマッチせず、逆に寂しさを出しすぎると雰囲気が暗くなってしまったのでどうしたものかと……。しばらくは作ってみては消し、作ってみては消しが続きました。1番終わりほどまで作って、気に入らずにプロジェクトファイルごと消すという事は2〜3回はやっていたかと思います。「これはポップすぎる」だったり、「画面がうるさい、イメージ時間帯が違う」だったり。アイルAWの方と同様に、生放送時にあげた画像はその採用されなかった案のものからです。いろいろあったんです……
 
最終的に現在のイメージが固まったのは、夏も過ぎ去ったはずなのにまだ暑く、締め切りも差し迫った9月中旬頃でした。声優さんを見るために作ったインスタで、唯一フォローしてるリアルの友人の投稿がきっかけです。瑞希青春という中にいる年齢と、写真と夏が結びつきました。そこから先に頂いたイメージと組み合わせて構成していったのが現在のものになります。瑞希自身と撮った写真による構成です。全体としてゴリゴリ動くものではなく、雰囲気で見せたいなと思ったのもそこからです。写真的な要素を用いた映像は、過去に自作でもやった事はありますが、それとはまた別の視点から切り込んだので、それぞれの写真の意味合いなど考えてみていただけるとありがたいです。
 
 
 
出来上がってから振り返ると、前者は”意味合い”、後者は”雰囲気”を要にして作っていたっぽいです。
 
 
 
 
 
演出
全て書くと終わらない気がするのでキーになる部分だけ。
 
アイルAW。こちらはまず、カード絵の使い方の意味合いについて。
 
冒頭などカード絵そのまま(俗に言う枠なし)の使い方に関しては「伊吹翼としての記録」「翼の様々な体験」……まあつまり、「皆さんも知っている伊吹翼のしての像」の表現として使っています。マグロ持ってる翼もいますね。
 
逆に、立ち絵のみor四角い枠の中でくり抜かれている立ち絵に関してはまず「カードとしての意味合い」(ガシャやイベの内容、テキストなど)はある程度排除して「立ち絵の姿形、立ち姿の意味合い」を示しています。ラスサビで使われているプライベートボックスとかであったり、後半に使われるBMCなども。こうしたやり方は、カード絵と立ち絵で別の使い方をしたい!と、過去の私が考えて以来、自作でも良く使っている表現です。
 
 もうひとつあげるとしたら繰り返す表現について。アイルAWはいくつかのシーンを色調やイラスト、エフェクトの違いをつけながらも繰り返しています。1番と間奏〜を見比べるとよくわかるやつです。これは本作のキーワード「決意」の前と後とざっくり考えていただければ良いかも……?(含みのある表現)
 
 
ぽかぽかlsbについて。この作品は最初から最後までで一つの表現……という要素が大きいです。こういった表現はよくやるし、好きなのです。実際のところ、何度かの試行錯誤の末にMADというよりもMV性を重視したものにシフトチェンジしていった経緯があります。前半の撮影パート(製作時の通称)は分かりやすいとして、後半の鑑賞パート(同)です。写真が吊るされている部分は「整理されている」「天日干し」あたりからの発想になります。逆にアウトロ部分は「散らかり」になっています。整理されていたものが散らかるのに何があったのやら……。
 この作品ではカード絵も立ち絵も「カードとしての意味合い」はある程度排除されていますね。そのシチュエーションを切り取っています。写真だけに。構成としてシンプルになっている分ぽかぽかlsbではカード絵を"ええ感じに"しています。実写写真と合わせて使う上で急に雰囲気が変わらないようにしていたりしてます。
 
 
 演出の一部とかは、最近の(創作の)流れとして2本の作品の中で同じ意味合いを表したいトコは同じエフェクトというか表現してたりします。
 
 
 
エフェクトのあれそれとか書こうとしたけど疲れたので一旦ここまで。
 
 
二つの作品共々、素敵なアレンジとなっているので是非聴いて行ってくださいね。
 

 
 
おわりだよー。